こんにちはakioです。
箱型にする前に枠をとりあえず仕上げていきます。その方が取り回しが楽なので出来るところまで仕上げます。
先ずはディスクグラインダに砥石を付けてビートを削っていきます。ビートが高い内はグラインダの刃を立て気味にして削ります。その方が早く削れます。しかしビートだけを削る様に気を付けます。刃を立てている時に平らな面を削ってしまうと傷が深く入ってしまい簡単には取れなくなってしまいます。なので慎重に作業します。
ビート高が削れて低くなってきたら、ディスクグラインダを寝かせていき水平にして削ります。
刃を寝かせて水平に近い様に削れば周りの面を削ってしまっても深く入っていないので次の工程で比較的簡単に直せます。この辺は角パイプの仕上げと同じです。
又、新品の砥石を使用する時は本当に簡単に深く削れてしまうので慎重に軽く当てる程度から始めて下さい。特に途中で砥石を古い物から新品に変える時は急に削れる様になるので気をつけて下さい。
次にペーパーディスクの#80程度の物をディスクグラインダに取り付けて、なるべく水平になる様にして仕上げていきます。
同じ所を削るのではなく、少し範囲を広くして仕上げます。仕上げの段階が高くなるに従って範囲は広く、砥石などの番手を上げて削りは浅くにします。
この部分を平らに仕上げるには仮付けの時点で繋ぎ目に段差が無いようにしっかり見なければなりません。
この後にサンドペーパーやスコッチブライトなどで軽く仕上げて周りと馴染ませておきます。
表側の角のC面はこの時に取っても大丈夫ですが縦面の角は箱になってから取ります。又表面に穴や切り欠きがあれば開けておきます。この状態ならボール盤で穴をあけることが出来るので少しだけ楽になります。この工程を全ての溶接面に行っていきます。
枠の仕上げが終わったら箱にしていきます。その前に柱を立てる部分の高さを合わせます。
ハイトゲージを使って高い部分を調べて、ディスクグラインダで削っていきます。前にお話ししましたが、材料を切る工程でアングルの幅の寸法を掌握して合わせているので、大体合いますので微調整で簡単に修正できます。
昔、映写機の架台を製作していましたが、精密板金のカバー等の部品を取り付けたため、角度や寸法を正確に製作しなければなりませんでした。なので今の物には細か過ぎるかも知れません。
今回はこの辺で終わります。次回もよろしくお願いします。