【箱物の製作】②

こんにちはakioです。

 

私が良く製作する物ではサウナの防熱板が多くて1番簡単です。四方を曲げて角を軽く溶接します。

f:id:akio8940:20231228104812j:image

簡単ですが基本お客さんに見られる所に設置されるので仕上げは丁寧にします。

最初にヘアラインに傷が付かないように保護している白い養生用ビニールを溶接する場所だけ切り取ります。溶接の熱で養生用ビニールが溶けてしまうので、溶けない程度の幅でカットします。大きくカットし過ぎると傷が付きやすくなってしまうので避けます。仕上げの時に大きく再度カットします。

f:id:akio8940:20240107190357j:image

又この白い養生ビニールにはヘアラインの目の方向が矢印で書いてあります。

f:id:akio8940:20240107190633j:image

後、気を付けなければならないのはアースです。TIG溶接をする時には必ず母材に電流が流れる様にしなければなりませんがビニールが貼ってあるので流れにくいです。うっかりそのまま溶接してしまうと最悪の場合スパークして母材が溶けてしまいます。そうなると厄介で仕上げ直すのにかなりの時間がかかります。なので私の場合はうっかりがない様に溶接する時はどんな品物でも下に何かの板を履いています。

f:id:akio8940:20240109112849j:image

そしてアースはなるべく見えなくなる所で取り直す様にしています。今の所、耐熱ボードを使用していますが、それでも焦げてしまうので、色々模索中です。

ターンテーブルも良く使用します。これを使うと簡単に回転させる事が出来るので色々便利です。

f:id:akio8940:20240109113724j:image

この後、角をTIGで溶接します。

f:id:akio8940:20231228151803j:image
f:id:akio8940:20231228151810j:image

縁の部分は溶棒を入れながら弱い電流で溶接して、少し盛り上げておきます。盛り上がる方向は縁とヘアラインの目の横手側が、仕上げで楽です。

曲げの部分は本来なら溶接は不要なのですが今回の曲げは、曲げ易い様に逃げの切り欠きが入っているのでその部分が仕上げきれない場合に備えて溶接で埋めておきます。

f:id:akio8940:20240107165334j:image

この後、仕上げて行きますが又次回投稿します。

それでは、ありがとうございました。