【アングル架台製作】切り欠き

こんばんはakioです。

 

材料の切断の作業が終わったら、軽くバリを取っていきます。

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これは手に引っかからない様にと、切り欠き用カタのアタリにバリが挟まり切り欠き寸法が狂わない様にです。

 

そして、それぞれの場所に切り欠きを入れるために汎用プレスにカタをセットして切り欠いていきます。

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私の場合は枠になる部分は45°で切り欠きます。寸法どおりに切った側は3mm引っ込まして切り欠きます。板厚を引いて切った材料はツラで切ります。この辺の寸法の変更は切り欠きに付いているアタリで調節して簡単に調整できます。私が45°に切断する理由は歪みを考えて溶接が角にに行く様にです。

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枠の中に入るアングルは90°で切り欠きます。寸法はアングルの幅から板厚を引いた値です。今回のアングルは板厚3mm.幅40mm×40mmなので37mmです。

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又、アングルが被る部分も板厚の3mm切り欠きます。これもカタに付いているアタリの調節で簡単に出来ます。それと角の部分はR状に落としておきます。

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本来なら、この後、溶接なのですが弊社の切り型は古くて切れ味がわるいのでバリが大きいです。又、切った時、引っ張られてアングルが少し反ってしまうので、それらを修正してから溶接する部分にディスクグラインダの砥石で開先を入れていきます。板厚は3mmなので、軽く取ります。それらが全て終わったら、一回洗浄します。

 

それらとは別に製品自体に切り欠きがある場合があります。形も大きさも色々で、こちらは厄介です。弊社には切り欠きの型が接続部用の1種類しか無く、大きさが型より小さい切り欠きや形が色々な物は他の方法で切っていきます。

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色々なやり方がありますが、ディスクグラインダの切断砥石やバンドソーだと縦方向にしか切れないので、少しづつ斜めに切って形にしていき、ベルトサンダーで荒く削って、最後は板ヤスリで整えていきます。プラズマカッターは切断自体は簡単にできますが、切り口が酸化してしまうので、その部分を削らなければいけません。

又半丸などの、色々な形がありその都度、使用する道具や方法を変えて対応します。

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半丸の場合は最初に切り欠きが掛かる部分に同じ厚みの適当な大きさの板を溶接で仮付けしてから、ホールソーで穴を開けて、その後仮付けした板を外して仕上げます。

 

今回はこれで終わりにします。

次回は製品の仮付けと溶接をしていきます。