角パイプの仮付けと溶接②

こんにちはakioです。

 

いよいよ角パイプ架台本体の製作を始めます。

 

先ずは角パイプをTの字に繋ぐ物とL形に繋ぐものと2種類仮付けしていきます。

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角パイプの四隅付けたら、なるべく薄くて先端が垂れていない板を使って平らをみていきます。

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段になっていたら低い方の下部に小さな板を挟んで上からハンマーで叩きます。こうして平らにしていきます。ハンマーの力加減は慣れが必要です。それを表裏やっていきます。それと同時に角度とバタつきをみて、それを修正していくのですが溶接時の歪みの具合を考えて直します。これは次回にでも詳しく説明します。修正にはプラスチックハンマーなどで叩けば簡単に直ります。全てOKになったら仮付けのかずを増やして簡単には外れない様にします。

 

それから本溶接していきます。この架台は上から下への力が特にかかります。Tの字の部分は溶接のみで支えるので全周溶棒を入れて溶接します。

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先端に蓋をしてしまうタイプの物だと全周溶接すると中の空気が密封されてしまいます。しかも溶接の熱で膨張し、溶接中に吹いてしまう事があります。なのであらかじめ見えない所に小さな穴を開けておいて圧を逃してやります。

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90°の方は登りとつき合わせ溶接になります。

登りは舐付けで溶接していますが、付き合わせの方は溶棒を入れながら溶接します。角パイプは板厚がT1.2〜1.5mm位しかないので油断するとアンダーカットしてしまうので電流やトーチのスピードを気をつけなければいけません。

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ステンレスは歪みやすく、溶接したら歪み取りをやる事が多いです。

なので溶接時になるべく歪みの影響が出ない様に考えます。次回は歪みについて話します。