仮組み立て。

こんにちはakioです。

 

架台全てが完成したら、まず図面から寸法を当たって最終確認をします。

 

私は心配性なので製作初期から何回も図面を確認します。どんなに確認しても途中で間違いに気付く事があるので、やめられません。

たまに最初に図面を確認したら最後まで殆ど図面を見ずに製作してしまう人がいますが、羨ましいですね。私には出来ません。

 

次に架台にレベル調整が出来る足を取り付けます。

f:id:akio8940:20230824222704j:image

足の数が多い時には電動ドライバーを使用しますがステンレスはかじってしまう事が良くあります。一度かじるとネジを壊すしかないので最初の何回転かは手締めでその後電動ドライバーを使用しています。又、足のネジ部にかじり止めのモリブデンを塗ってからねじ込んでいます。

f:id:akio8940:20230825114004j:image

モリコートは乾いてから被膜の様になるので長く保ちます。但し手で触ると黒くなるので気をつけた方が良いです。至る所に黒い指紋が付いてしまいます。

 

それが終わったら広い場所で図面を見ながら組み立てて行きます。

f:id:akio8940:20230824223938j:image

本当は水平の出ている所で作業したいですが工場内には無いので空いている場所でおこなっています。大体形になったら寸法を確認しつつ本番同様ボルトや鉄板ビスで固定していきます。

 

f:id:akio8940:20230825182100j:image

最近はすっかり楽して電動工具使っています。

 

これで架台寸法は確認できました。今度は建築図面から部屋の大きさや柱などの張り出し具合。そして配管や配線と干渉しないかを確認してから、バラしていきます。その時にわかりやすい様に架台に番号を振っておきます。直接書かないで養生用テープを貼って、その上にかきます。

f:id:akio8940:20230826002820j:image

又壁に固定するためのハット曲げの金物も用意しておきます。

f:id:akio8940:20230826002033j:image

これで準備は全て終わりました。

 

それから、弊社では組めない様なサイズの製品は近所の工業団地の多目的ルームをお借りして組み立てます。とても広い部屋が借りれます。工業団地なので駐車場も広く搬入用にフラットな床、広い扉と快適です。

f:id:akio8940:20230826073616j:image
f:id:akio8940:20230826073522j:image

写真の製品は8角形で床や階段まで付属する物で作った人しか組み立てられないという事で現場まで行って搬入、組み立て、設置やりました。

ここは新築でしたが、改装工事も多く現場にもけっこう駆り出されます。

f:id:akio8940:20230826074719j:image

設置後、古い架台を回収していくのですが、これが酷い状態である事が多いです。

f:id:akio8940:20230826075042j:image

これで7年前の物です。環境が悪いとステンレスでもこんな感じになってしまいます。

ただ、これは弊社の製品ではなく。角パイプの厚みが薄いです。

 

以上で角パイプ架台の製作は全て終わりました。

 

次回は角パイプの溶接分の綺麗な仕上げかアングル架台の製作かをやりたいと思っています。

 

それでは次回よろしくお願いします。