組み立てて行く

 

こんにちはakioです。

 

今回は完成した部品を組んでいきます。

先ずは90度の物とTの字の物をを溶接します。

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やり方は前回の90度の時と同じです。私の場合は1箇所溶接したら角度を見て、またバタツキも見ます。バタツキの見方は私の場合は同じ厚みのフラットバーか角パイプを何枚か用意して、その上に乗せて見ます。そのまま定盤の上に乗せると溶接のビートの膨らみの分、高さが変わり、平らが出なくなってしまうからです。

もしバタついていた場合は掛矢と呼ばれている大きな木ハンマーで叩いて直します。

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掛矢とはハンマー部分の直径が100mm以上の物を言うらしいです。

掛矢を使うとすぐに曲がりすぎてしまうので力加減がとても難しいですが裏返して、又叩けばすぐに直す事が出来ます。又角パイプは潰れやすいので掛矢の頭の部分が水平に当たる様に叩かなければなりません。

でも慣れてくれば一発で直す事が出来る様になります。

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この架台は大きな物で4段位あるので同じ事を4回繰り返します。大きくなるにしたがって重くなってゆき、取り回しが大変になっていきますが直すところは1箇所なので分かりやすいですしやり易いです。

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この写真の架台だと3段です。作りが少し違って全部Tの字になっています。

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それ以外にも下側に幅出し用の角パイプを溶接するタイプもあります。こちらは溶接は多くなりますが歪みを取るのは楽になります。この場合は1箇所溶接したら直すやり方ではなく、仮付けで枠にして行きます。角パイプでもアングルでも枠になっている物は歪みは直しやすいです。今度アングルの架台の投稿があったらそこで紹介します。

 

これらが全て終わったらステーなどを溶接で取り付けます。色々な種類があってお客さんの要望によって場所や形が違います。

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ステーの溶接が終わったら、又その部分の歪みを取ります。方法は前回と同じで油圧プレスか甚九郎です。

これで足の部分の製作は終了しました。

 

この後、幅出し用の角パイプを図面寸法でメタルソーで切っていきます。角パイプは長い物で3m以上で多いと数十本切ります。次に足の架台のステーの位置に合わせて切った角パイプに穴を開けます。そして各部のバリをディスクグラインダなどで取って終わりです。

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次に寸法や対角などをコンペックスなどで確認して仮組をしていくのですが、これはまた今度に投稿します。

 

それでは、また次回よろしくお願いします。