角パイプを切断する。

こんにちはakioです。

 

製品を作る度にその工程を写真に撮っていたのでだいぶたまっています。何とかそれらを利用して投稿していきます。写真はそれらしいのを選んでいるだけので了承下さい。

 

架台を作る工程を投稿する。

先ずは角パイプを図面の寸法に切断していきます。角パイプは定尺5mの物を使用しています。

 

うちの会社では角パイプを切断する道具はメタルソーという機械です。

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これは1989年西ドイツ製です。今から約30数年前のまだ冷戦時代の統一していないドイツの機械です。西ドイツと言う国が今は存在しないとは歴史を感じます。

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日本のメーカーのメタルソーとの大きな違いは刃の降り方。通常は斜め下に降りていきますが、これは上から下に垂直に降ります。切れ味はどちらも大して変わらないと思います。

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それから、ステンレスを溶接すると鉄にくらべて熱の影響を受けやすく大きく歪み、詰まります。溶接の予定がある材料はその詰まる分をあらかじめ足して寸法を決めます。

又、角パイプの定尺5mをいかに無駄無く切断出来るかも重要で、寸法違いの角パイプをパズルの様に組み合わせて残材が少なくなる様にします。

それらが終わったら材料を切断し始めますが、メタルソーでは正確な90°や寸法では切れないので精度の必要な製品の場合は、更に擦り合わせ分も足して切るかスペーサーを挟んで角度を調整するかします。

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今回はここまでにします。また次回